おとなと幼児

おとなが幼児の様だと言う話も、結構おもしろくて話題性もある。と思う。
でも、今回の話の本題は違う。幼児と言っても新しい一年生だが、
学校から帰って来てこんな事を言う。
=ああ、ウザい!担任の先生は・・・・幼稚園の先生に続いて小学校までも!=
それを聞いた親が、“あなたは先生運が良くないのかも!!”って言うそうだ。
私の親だったら、口やホッペをギュッとつねって、どの口がそんな事を言ったの?
って叱るだろう。

話は替わるが、最近、テープ起こしを頼まれて悪戦苦闘の日々を送っている。
「風流踊り」に関するシンポジウムである。ハイ上げロー下げで
音声を聞き取り易くしている上に、講演中の人物の口の動きも見れる様にして
画面を半分、上にワープロ、下にメディアプレーヤーを配して作業を進めている。
私は本業で無いから半ばボランティアの気持ちで引き受けたが、大きな間違いだった。
やっと2時間分が済み、残り1時間。撮影者も疲れて来たのだろう。
やったら画面がブレる。
こんな事なら、撮影から依頼されれば良かったのに、と思う。
三脚を立てて、少なくとも2カメで、音声は、何が何でもラインで貰う。
こんな、場内に流れるSPからの音声を、
ビデオカメラに標準装備のマイクで拾うなんて・・・・

でも、内容は結構おもしろい。
京都学生祭典の目玉「京炎 そでふれ!」をはじめとして11月4日に行われた
豊国神社での「太閤秀吉7回忌豊国大祭礼400年記念平成風流踊ルネッサンス」の
撮影を依頼されたが、
いま、行っているテープ起こしのシンポジウムの撮影から行って居れば、
豊国神社での撮影にも随分と役だったと思う。
テープ起こしと聞いたとき、
VHSからDVDに変換する作業だと勘違いして引き受けた。
まさか、DVDを再生しながら講師の音声を聞き取って活字にする作業だとは
思わなかった。
聞き取れなかったり、熟語が、その綴りが判らなかったり、特に人名などは
漢字変換が不明であるから、手間取るが、ネットを最大限の友とした次第である。
「えーと、あのー、その、で、ま、」を忠実に再現するのも感に触る。

白拍子」なんて言葉も知らなかった。「出雲の阿国」の事も今回詳しく知った。
まさに、インターネット様々である。
役に立たない処か、悪性の情報や、悪意に満ちたウイルスなどを向こうに回して
良質の、ハイレベルの情報の何と多い事か!!
インターネットは輝いて居る。その輝きの向こうに、これらの情報を惜しみもなく
提供してくださる善意の人が、人々が在る。有り難う!!